TwitterでJASRACの文字を見た。
かつては店の人が好きなこだわりの曲をセレクションしてダビングしたカセットテープを店内で再生して、お客さんをその音楽ファンにしたり、そういうのどかな時代はもう来ない。
全国初BGM使用料訴訟でJASRAC勝訴(HBCニュース) – Yahoo!ニュース https://t.co/4QyjloPtgu @YahooNewsTopics
— メイプル林檎 (@cojicoji3) 2018年3月19日
「全国初BGM使用料訴訟でJASRAC勝訴」
よくわからないけどまたなにか揉めてるらしい。
記事を読んでみて驚いた。
全国初BGM使用料訴訟でJASRAC勝訴
店で流すBGMの使用料をめぐりJASRAC=日本音楽著作権協会が札幌の理容店の男性経営者に損害賠償などを求めた全国初の裁判で、札幌地裁は3万1千円余りの支払いを命じる判決を言い渡しました。
これについて多くの人が「またJASRACが~」「カスラックが~」と言っていた。
ちょっと待ってくれ。
言いたい気持ちは分かるけど違うぞ!?
内容整理
内容を整理しよう。
札幌市中央区の理容店の男性経営者は2014年から3年間、店内でジャズなど数百曲を携帯音楽プレーヤーによりBGMとして利用していました。
JASRACは男性経営者に3万1千円余りの支払いと管理楽曲の使用禁止を求めていました。
男性経営者は「著作権が消滅した曲を利用している」と主張し請求棄却を求めていました。
19日の判決で札幌地裁は、JASRACが管理する楽曲であることを認め、男性経営者に3万1000円余りの支払いを命じる判決を言い渡した
JASRACは普通に仕事してるだけじゃない?
これJASRACは普通に仕事してるだけでしょ?
というのもJASRACは「楽曲管理を任されている」組織ですよね。
違法で使われてるぞ、ということで「使わないでね。使うんだったら使用料かかるよ」ということ。
楽曲が利用されているため、使用禁止を求めたが利用し続けた。
言っても聞かないから裁判ね。
という流れ。
文句をJASRACに言うのはおかしい
楽曲管理を依頼しているのは・・・依頼者です。
無断使用したのは・・・経営者です。
「著作権が消滅した曲を利用している」と主張があったが、JASRACの管理する楽曲と認めたのは・・・裁判所です。
支払いを命じたのは・・・裁判所です。
これっておかしいことかな?
JASARACって間違った事してるかな?
文句を言うんだったら、JASRACではなく、楽曲管理を任せてる団体やアーティストであり、判決を下した裁判所だと思う。
「JASRACさんそれはおかしいでしょ」となってるんだったら裁判所がそういう判決を下すはずですし。
おわりに
とは言ってもJASRACは色々と不透明な部分があったり、表に出てくる情報が嘘か本当か分からないので嫌う人が多いのもわかる。
ただそれとこれは別問題です。
徴収した金額を還元してるのかとかもあるけど、今回の事件は無関係。
管理されてる楽曲を違法利用、訴え、支払いが命じられた。
これだけのことなので、この裁判においてJASARACに文句を言うのは違うと思うんですよね。
今回の件で言えば、「音楽著作権をしっかり守って徴収してくれた」と言える出来事だと思います。
作曲者達の生活を守ったと言えるんじゃないかなと思います。
色んな考えはあって良いことだと思うけど、今回のは記事先の情報を見る限りではJASARACには非はない気がします。
※分配・還元、その他の行動はまた別の問題。