誰かと全く同じは面白くない。
それは自分がずっと昔から思い続けていること。
真似をすることは全てにおいて大事だし必須でもある。
その結果似てしまうのは仕方がない部分はある。
でも自分の中で「これはこの人と同じだな」と思ったのならできるだけ離れたい。
そのように思う根底にあるのは「自分らしさを持ちたい」から。
誰か同じなのは、その人の個性であり自分の個性はないよね。
僕の中では何かしら自分らしさがないとやる意味はないと思っています。
しかし、これは自分自身に大きく当てはまることです。
このブログに辿り着いてこれを見ているあなたがどうであろうと、他人に対してはさほど思わないですよ。他人の行動はその人の自由です。
「誰かのようになりたい」は憧れを含めて多くの人が持つ感情だけど、僕はその人の何かを吸収したうえで自分を出したい。オリジナルとしてその要素を持ちたいと思っています。
そんなことを考えながら昔の専門学校時代に思ったことを思い出したので書いてみます。
誰かのマネをして完璧になっても、あなたらしさはどこにもないと感じた専門学校時代
めちゃくちゃ簡潔に書きますね。
僕は18歳か19歳で音楽の専門学校に行きました。
ギターだけでなく色々なパートの学生がいて色々な個性を持った人がいました。
その中で清春に超似た人がいました。(黒夢・SADSのVo)
もうね、服装も同じだし、髪型も同じ、表情も同じ、仕草もそれっぽい。
そしてヴォーカル科にいた彼は歌い方も清春そっくりだったんです。
「おぉ!清春への愛がこもってるしもう清春じゃん!」
と思うくらい良く似ていたと思います。
でもある日ふと思ったんです。
「この人の個性ってなんだろう?
オリジナル部分ってなんだろう?」
そうなんですよ、清春に似ているのは分かるし素晴らしいことなんです。
でもその人ご本人のオリジナル要素って正直分からなかったんですよね。
もちろん超仲が良かったわけではないので知らないだけかもしれないけど。
まぁ、外から見てその人のオリジナル要素は分からなかったです。
僕も含めてみんな20歳前なのでオリジナルなんてそうそう出ないものなんですけど、「清春好き!」という個性のみで他がわからなかったんです。
その個性は清春の個性だぞ、と。
本人が良ければ何でもいいんですけど。
それでも個人的に思ったことが
誰かのマネをして完璧になっても自分らしさがどこにもなければ必要ないよな
ということでした。
必要ないは言い過ぎだけど需要が少ないなと思ったんですよね。たしか。
それで真似をして上達するのは大事だけど、純度100%にするのではなくて、あくまで自分を構成する一部として吸収するのが良いなと思ったんです。
それもあって相当な信念や意義がない限りは誰か・何かに似すぎるのは嫌だなと思うようになりました。
という一件。
(あくまで自分の中でね。)
誰かのコピーだけじゃ自分は求められないよね
ギターなんかも同じで、誰かのコピーをするのが上手くても、自分一人がコピーしているわけでもないし、他の人の方が上手いかもしれないし。
そして自分の個性がゼロだったら求められないよね。
数ある人達の一部になるだけだし。
友達とわいわいするならそれで全然OKだし、ある意味現代ではコピーをしっかりする方が人気になるし成功への近道でもあります。
だから真似まくるのが今は大事ではあるんです。
が、自分の中ではやっぱりそれはつまらないなぁと思ってしまうんです。
このギター使って、この機材使って、このフレーズを多用する。
色んな条件が合わさり過ぎると「それって〇〇のコピーだね」と思われてしまうじゃないですか。
真似をするのはいいけど、「はいはい、〇〇ね」とは思われたくない。
自分を認めてもらいたいっていう気持ちが強いだけなんですけどね(笑)
誰かのコピーだけじゃ自分という存在は求められないよねって思うんです。
誰かと全く同じは面白くないよね。誰かのようになりたくて模倣は大事だけど自分らしさは出したいよね。
何かをやるうえで常識のようなものもあるのでそれはコピーではないけど、誰かの特別な個性というものはコピーしすぎると「〇〇のコピー」となります。
誰かの・何かの要素が強くなればなるほど自分という個性は少なくなる気がします。
色々な要素をしっかり混ぜて自分の色が出せればそれが個性だけど、黒が95%あったらそれはほぼ黒じゃないですか。
それが緑でもアカでも90%以上とか、まぁ50%あっても他の人にそっくりと言われてしまうかも。
その結果似てしまうのは仕方がない部分はあるけど、
誰かと全く同じは面白くない。
どうにかして自分らしさを出していきたいです。
本当に結果として似てしまうとか、他の人が見たら同じ、だとしても仕方がないと思っています。
自分で「これは〇〇」と思うものからは離れたい。
それだけ既に似てしまっているということだから。
でも、自分らしさを出してもそんな強さを出せない事も多くて「なんか特徴のない人」になりやすいんですけどね(笑)
それでも自分らしさはずっと求めていきたいなと思っています。
全て自分に対しての考えで、誰かがそうなってたとしてもそれはOKですので。