「Ultra Zone」という検索でブログに来てくれた人がいたようです。
ウルトラゾーンってSteve Vaiのアルバムだよね。
というわけで、i-tunesに入っているSteve Vaiを聞き漁ってます。
兄がVaiギターを3本くらい持つほどの大のSteve Vai好きなのでアルバムは途中まで全てあるのです♪
Steve Vai – Fire Garden
「Ultra Zone」といいつつ最初に聞いたのは「Fire Garden」(笑)
YoutubeにFullであるから聞いてくれ!
これを聞くのは本当に久しぶりで、「1曲目のリフがとにかく印象的だな~。簡単だしコピーしたなぁ」という想い出。
で、聴いてみて
ヴァイ、天才かよ!!
と衝撃を受けた。
そんなの誰もが認める天才なんだけど、久しぶりに聞くと色んな発見があったんですよ。
イントロがすげーな
銃声から入ってサイレンが鳴り警報が鳴る。
おどろおどろしいメロが鳴る。
そしてバンドサウンドへ。
・・・
こういう感じのイントロで始まる曲って最近聞いた事ないよね。
頭の中どうなってるんだろ?
ヴァイの音楽の骨格って結構スタンダードなロックがなんだけど、覆ってる変態性というか「そういう音楽やっちゃいますか!(笑)」というのが凄まじい。
確実に自分はこういうイントロを作れる気がしないし、こういうのを作ろうとも思わないし出てこない。
よくこんなの考え付くなぁ。
頭に思い描いたのを再現しただけだろうけど、この人ならどんなものでも音楽にしてくれるだろうね^^
バンドサウンドもキーボードフレーズとギターリフの二部構成。
キーボードサウンドのイントロ2
サイレンが鳴ってからのキーボードサウンドがメインフレーズを奏でるイントロ。
超分かりやすいフレーズなんだけど、この部分カッコイイ。
外国の人に多い気がするんだけど、「分かりやすすぎるものをカッコヨク見せる」のが上手い気がする。
自分だったら「そのフレーズはちょっとダサくないですか?」とか思っちゃいそうなんだけど、それをしっかり組み立ててカッコイイのに仕上げてしまうんですね~。
本当に「簡単なフレーズ=カッコ悪い」ではないなぁと。
むしろキャッチーで覚えやすいっていう。
イントロ3のリフワーク
イントロ2のギターのリフサウンドのリフが始まってさらに驚いた。
めちゃめちゃカッコイイやん!
キレッキレ!
ギターがキレッキレ!!
リフ後半の16分のキレとピッキングハーモニクス。
ミュートのかけ具合。
キャッチーさ。
どれも良いですわ~。
頭振りやすいリフ&分かりやすい覚えやすいリフ。
すごいすごい(今更
覚えやすくカッコイイ
「この分かりやすい&覚えやすい&カッコイイ」っていうのはめちゃめちゃ難しい事だと思ってる。
特にVaiのようなハイテクニックを持つ人はテクニックに走りまくってもおかしくはない。
実際テクニックも充分に披露してるけど、全体を通して「覚えやすい&頭の中に残る、歌える」というのが特徴だと思う。
1回聞いたら覚えて忘れられない。
これがVaiをトップギタリストに押し上げて、かつ作曲家としても評価されている要因だと思う。
「テクニックを披露しまくっても頭に残らないギタリスト」って結構いると思うんですよね。
Vaiはメロディーセンスがあるのはもちろん、バランスが良いんですよね。
曲を前提にしているから押すところ引くところを理解しているというのも大きい。
簡単なメロディでもとても考えられた弾き方をしているなとも再確認。
二曲目の「The Crying Machine」もすごいもんね。
ハンマリング・プリング、スライド、音の切り方・・・どれも完璧です。
後半の静かな部分でのソロの掛け合いとか良いメロディ。好み。
あと音も歪んではいるけど、音の芯はしっかり立っているんだなぁと。
PU特性やギターを考えるともっとベタっとなっててもおかしくないのに。
弾き方によるものだろうけど、生々しさが良いよね。
Fire Gardenは良いアルバムだね
1996年の作品なんで所々時代を感じる部分もあるけど、Vaiの音楽性とギターはいつ聞いてもやっぱりスゴイですね。
久しぶりに聞いたら色んなすごさを発見してしまいました。
本当に良い音楽をつくりなさるなぁ~。
「Fire Garden」良いですね。
ギタリストとしてもだけど、音楽家として良いよね。
さすが過ぎます。
Ultra Zoneも良いんだからね!!
完全に忘れてしまっていた「Ultra Zone」。
1999年発表のFire Garden(1996年)の次のアルバムだったんだね。
これも良いんですよ^^
Jibboomとかリフから超カッコイイ。
ちなみにこの曲は昔にコピーしたけど超ムズイ(真顔
Frank、Windows To The Soulも改めて聞くと本当に凄い。
The Ultra Zone のライブとかこのカッコイイし、エンターテイメントとしての良さ!
地味に最初のカッティングで体がうねって身体全体&しっかりと腰で乗っているのが流石。
そして日本人なら聞いておきたいのが最後の「 Asian Sky 」。
B’z との共演です。
稲葉さんとVaiのツインボーカル。
松本さんとVaiのギターバトル。
にしてもこのサビのバッキングもすごいなぁ。
色々とVaiのセンスはぶっ飛んでる(褒め言葉