同じ言葉でも誰が言ったかが重要。
という言葉があるよね。
これは確かに言える。
間違ってはいないとも思う。
ただ、「誰が言ったか・発したか」だけを考えるのは微妙だなと思った。
誰が言ったかは発信者次第で「説得力の有無」が変わる。
それは説得力であり、正解不正解ではないよね。
同じ言葉を言っても捉え方が違うだけ。
優秀な人や権威のある人の言葉は強い。
それは「ハロー効果」や「認知バイアス」と呼ばれる効果にある。
ハロー効果とは、ある対象を評価するときに、目立ちやすい特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。 光背効果、後光効果とも呼ぶ。 心理学の世界では、認知バイアスと呼ばれるものの1つである。
逆に何も持っていない人が同じ言葉を言っても「お前ごときが何を言ってるんだ」と思う人も多くなる。
その効果は確かにある。
だけど、それは言葉や内容の効力が変化していることになる。
同じものを見て変化してしまうものだとしたら、それは自分が「言葉を正しく判断できない」ということではないかとふと思った。
結局は物事を自分で判断する能力がないから、誰が言ったかで判断が変わってしまう。
自分の能力の無さを言ってしまっているんだろうな。
もちろん自分にもあるけど、全てにおいて「たしかにそういう考えもあるよね」と考えられるようになりたいよね。
極端な話
「プロが言っているから正解・信じる」
「素人が言っているから不正解・信じない」
みたいになるのはちょっと残念になってしまうよね。
年上が言うから子供が言うから、とか他のにも置き換えられる。
判断の効率だけで見ると権威のある人の話を聞くだけでOK。
でももっとしっかりと判断できるようになりたいよね。
自分で何を信じるか誰を信じるかを判断できるようになれたらいいよね。