上手さのレベルには「コピーできてる・できてない」が分かりやすい基準だけど、コピーができてる中でも「良い・良くない」があるんですよね。 「コピーは出来てるけどあまり良くない・気持ち良くない」というのも存在するので、気持ち良い演奏を目指したいよね。
— Nori @音楽アカ (@norinori0107) 2018年5月23日
今日呟いたことだけど、これに気が付くかどうかって結構違うよね。
とは言っても僕がこれにハッキリと気が付いたのは遅くて30代に入ってからだと思う。
若いころは全く気が付いていなかったんですね~。(ノ∀`*)アイター
ちなみにここで書く事は趣味でやる人は気にしないでくださいね。
絵が好きだと言っても全員が美大でトップクラスのレベルで描きたいわけじゃないと思うし。
あと音楽を前提に書いたけど、音楽以外にも当てはまるのが多いと思います。
コピーの先
まず「コピーができているかどうか」は分かりやすい基準だよね。
フレーズがちゃんと弾けているかとかリズムが大きく崩れないかとかは出来ているかどうかが一瞬で分かる。
見聞きした人が素人でも分かる基準。
この先が大切だよね。
「コピーは出来てるけどあまり良くない・気持ち良くない」
「コピーは出来てるけどあまり良くない・気持ち良くない」。
そんなんあるのか?
と思う場合もあるかもしれないけど、かなり多い。
例えば前にこのブログでも取り上げた 上原ひろみ 。
この人と同じフレーズをしっかり弾けたとする。
コピーはできた。
でも、上原ひろみと自分はどっちが良いか、どっちが気持ち良いかって問われれば、だいたいは上原ひろみの方が気持ち良いと思う。
それは 本人の上原ひろみの曲だからとかじゃないんだよね。
何かが違う んですよ。
ギタリストのMichael Landau でも同じ。
またその前に書いたMichael Landau でも同じ。
彼と同じフレーズを弾けたからって、彼のような良さは出ない。
フレーズは彼から出た彼の良さの1つではあるけど、それがすべてではないんですよね。
ラリー・カールトンのRoom335をコピーできたからって、カールトンの気持ち良さはそうそうはでないでしょ?
ベーシストのマーカス・ミラーのスラップをコピー出来たからって、いきなり彼のような気持ち良さが出るわけじゃないでしょ?
コピーの先の何かが重要なんですよね。
基礎力と音楽力
何かが違うって、じゃあ何が違うの?
基礎力と音楽力の違いだと考える。
この圧倒的な差が、上手さと気持ち良さを作り出す。
JAZZのアーティストばかり挙げたけどJAZZに限らずね。
基礎力と音楽力が高ければとてつもなく簡単なフレーズも超気持ち良いよ。それだけ聞いても上手いって瞬間的に分かる。
逆に劣っている人も一瞬で分かる。
ここで終わりじゃないというのを知っているかどうか
色々と書いたけど僕自身も気付くのがかなり遅かったんですけどね(笑)
でも「コピーができればOK、出来なければダメ」という1つの基準はあれど、そこで終わりじゃないよっていう。
「ここで終わりじゃない、まだ先がある」
この考えが自分の中にあるのとないのとでは大きく違う。断言できる。
その先の良さを身につけるために、基礎も大事だしなにより音楽を知って理解するようにしたいよね。
僕も音楽の理解に時間を使うようになってから以前よりかは違う成長が出来ていると実感してる。
音楽的な演奏ができるようになりたいね^^